体力の負担を抑えながら働くこと

40代におすすめの働き方

非常勤・パートの働き方

40代は働き盛りである一方、心身の健康にもより注意を払いたい年代です。若い頃のように無理がきかなくなったと感じている人も多いのではないでしょうか。そんな40代におすすめの働き方の一つが、非常勤・パートです。正社員はフルタイム勤務が基本で、職場での拘束時間を長く感じることもあります。また、職場によっては日勤と夜勤の交替制をこなすため、40代では特に体調を崩しがちになるという声も聞かれます。そこで非常勤・パートの働き方を選ぶと、フルタイムよりも短時間での勤務が可能になり、心身の負担を抑えられます。職場によっては午前中だけ、午後だけというように、日中の数時間のみ働くこともできます。ブランク明けで無理なく体を慣らしたい40代にも最適な働き方です。日中だけの働き方もあれば、夜勤専従という夜間のみの働き方もあります。夜勤専従は、有床の医療機関や介護施設などでも多く導入されている働き方です。こちらも非常勤・パートの働き方であれば勤務日数を抑えることができて、体を休める時間をしっかりと保つことができます。

日勤のみの働き方

日勤だけでなく夜勤にも入ると夜勤手当の支給対象になるため、交替勤務は収入面ではアップします。しかし、40代では体が思うようについていかなくなり、交替勤務で夜勤にも入るのは体力的に難しいと感じる人も多い傾向です。そのような場合は無理せず日中限定で働ける職場を選ぶことがポイントです。ただし、残業が多めの職場ではせっかく日勤のみの仕事を選んでも帰宅が夜間になることもあるので、平均残業時間の確認が不可欠です。24時間稼働している交替制の職場では、日勤者は夜勤者に業務を引き継ぐ形なので残業が発生しにくいようです。また、営業時間やサービス提供時間が日中に限定されている職場でも、ほぼ一定の時間に退勤しやすくなります。日勤のみの働き方のメリットは、生活リズムが安定する点です。生活リズムが安定していないと、体調面にさまざまな不具合が生じるようになります。特に40代は健康に気を使っていても疲れが溜まりやすくなる年代なので、今まで以上に生活リズムの安定を心掛けることが大切です。

正社員でも無理なく働ける仕事はある

勤務時間を絞ると収入に響くので、フルタイム勤務を希望する人も多いです。しかし40代になり以前のように体力が続かず、たとえば夜勤をしている人が働き方を考え始めるケースも多々あります。基本給と別途で支払われる諸手当は、夜勤手当だけではありません。夜勤手当のほかには、資格手当も代表的な手当の一つです。正社員として働きながらある程度の収入を維持するには、資格を取る、もしくは持っている資格を活かす方法があります。夜勤手当は総支給額のなかでも大きな収入に該当しますが、資格も収入に大きく影響します。転職を考えている業界で役立つ資格があるなら、活かす以外の方法はないでしょう。夜勤をしなくても資格手当を狙うことである程度の収入を確保できるほか、心身の負担も抑えて働けるようになります。資格を活かせる仕事でも資格がない場合、福利厚生の一環で資格取得支援制度を設けているところを探すのも良い方法です。このように、福利厚生の手厚さも正社員の魅力です。