2016/08/28

「片脚立ち」で老化をチェック

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老化のサインを見落とすな

40代になり、近くのものが見えづらくなったり、名前や固有名詞が出てこなくなり「あの人」とか「あれ」「それ」というのが多くなることで、老化の第一歩を感じる人は多いと思います。しかし、それほど不自由さを感じずに仕事や家事をこなし日常生活を送っている人がほとんどです。
30代~40代の多くは、将来自分が「要介護」の身になるなど夢にも思っていないはずです。ところが、筋肉量は30歳頃から減少しはじめ、運動をしない限り筋肉量が自然に増えることはありません。筋肉がどんどん減少していくと、最終的に「サルコペニア(心身機能の低下)」になり、歩行障害や転倒を起こしやすく大きな怪我になることがあります。足腰の衰えは老化のサインと言われているように、根拠なく自身の体力にを過信していると後々後悔するかもしれません。

老化のサインを見落とすな

足腰のチェックで老化予防

米デューク大学ヘルスシステムのKatherine Hall内科助教授が行った研究によると、年齢による肉体的な衰えのサインは50代から認められると「Journals of Gerontology:Medical Sciences」に掲載されました。この研究は、成人775人(30代以降)を対象に、歩行・片脚立ち・椅子からの立ち上がりの反復などの課題を実施してもらい身体機能を評価しました。その結果、50代が最初に衰えるのは「片脚立ち」か「椅子から立ち上がる能力」で60〜70代は有酸素持久力と歩行速度の低下でした。これにより身体能力を維持するには、生涯にわたるアプローチの重要性がわかり、80歳になって椅子から立ち上がれなくなる前に、身体能力を維持する運動をすることを提案しています。

足腰のチェックで老化予防

40代からの「貯筋」

足腰のチェックをして「片脚立ち」や「椅子から立ち上がる能力」は大丈夫だと油断していたら、気付かないうちに体力は徐々に低下し、80歳になったときに立ち上がれなくなっている場合があります。高齢になっても自立した生活を送るためには、40代から意識的に体力維持をする運動が大事です。運動は何歳からはじめても筋肉量が増えるので、手遅れになることはありません。30代、40代はもちろん、70代、80代になってからでも筋肉量は増えます。比較的簡単な腕立て伏せやスクワットで体を慣らし、徐々に負荷を上げていくと筋肉は大きくなり、必ず身体は変化します。70~80代で行われる身体機能の検査で問題がないように、老後のために備えるべきものはお金ばかりではなく、身体の不安を解消する「貯筋」をしましょう。この「貯筋」が、あなたの将来を大きく左右します。

40代からの「貯筋」

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